原田 禎彦 (ビスコッティ原田)

「若者たちだけに任せるのはもったいない」

まめなコモンズ こんな楽しいことを、若者たちだけに任せるのはもったいない。世のおじさん、おばさんたち、よけいなお世話しようではないか!

Ⅰ 私がまめなに関わるきっかけ(二年半前)

たまたまというタイミングでした。ある音楽イベントの帰りすがら、友人の、「原田さんの好きそうなところあるよ!」のひとこと。

1週間後には、久比の集落で更科さんとの出会い。広島県民でありながら、とびしま海道、大崎下島は初めて。地名の久比(くび)すら読めなかった。

その日は、学生たちの来訪者もあり、いっしょにまめなのレクチャーを受け、ほとんど理解できぬまま、晩ごはんをごちそうになり、なんとなくワクワク感とともに帰路、自宅の府中町へ。

Ⅱ 私のまめなでの居候生活

 何日か後、漆喰塗りワークショップに誘われ二泊コースで再来訪。どこから来たのか、若者たちがたくさん、段取り良いとは言えない作業にとりくんでいる。誰がリーダーか責任者か音頭取りか?まったくわからん?何にも言われんし。

という、不可解な気持ちのまま、以後、居心地の良さ(ただ飯、シャワー、トイレ付き)に甘んじながら、いつかは、何かの勧誘とか高額商品の押し売りとか、不安も抱きながら、だらだらと通い続け、たまに片付け掃除手伝い、合間に読書。

そうはいっても何か還元しながらと思い、しばらく休んでいた、ビスコッティを焼きはじめ、まかないスイーツで提供。これが、のちのち、私のアイデンティティーになるとは。

Ⅲ 私のまめなでの目覚め(一年前)

 この歳で目覚め!なんて今さら感満載ですが、実はこの前の年、けっこう重篤な傷害で入院生活50日を過ごしました。2週間はベッドから動けず、その後も治療器具をつけたままの状態で行動範囲は、トイレとシャワーと食堂と処置室の院内巡回だけ。

この間に思ったこと。はやく自由になりたい。そして気ままに生きたい。さらに運命に逆らわずいつお迎えがきてもいい。とある意味、自暴自棄、厭世的になっていました。

そんなとき、まめなと出合い、こんな世界もあるんだ。とふらふらしてたときに、ちょうど、インターン生のプレゼンの発言。彼女自身からか、参加者からかは定かでありませんが、「あなたは(自分は)なぜ、まめなにいるのか?何をしたのか?」という問いかけ。衝撃的でした。

とっさに「居心地が良いから」としか答えられませんでした。
このときから、私の、あと10年計画が始まります。

くわしくは
まめな音楽プロジェクトMuse:https://www.facebook.com/groups/576330703394508
まめな音楽小屋びすこ邸:https://www.facebook.com/groups/209599944703054
まめなビスコッティ研究所:https://www.facebook.com/groups/398958641759091
にて。

Ⅳ まめなへ家族の巻き込み、友人知人の誘導

好きなことを実行しようとするとき、ひとつのポイント(難題といっては差し障りがあるので)は家族、家庭です。
ご多分にもれず、私の場合も、
「最近、よう出掛けるし、泊まりも多いし、どこでなんしよるん?」
「お父さんだけ好きなことしてえーねえ!」
「騙されとるんじゃない?」とか。

それぞれの家庭、パートナーで、いろいろありましょうが、私の場合、早めに家族に現地をみてもらい、私の立ち位置、関係してる人間に会ってもらう。パートナーはもちろん、娘、娘婿殿、90になる母親まで巻き込んでおります。内輪の話はこのへんで。

友人、知人について。
60年以上生きてると、それなりに人間関係複雑になり関わりのある人間増えてきます。
好き嫌い、相性の良し悪し、いろいろあります。

まめなのこと、一応話します。あとは来て見てください。どう関わるかは、あなたの判断。幸いにも、関心持っていただける方います。

Ⅴ そして、いま、私のまめなでの立ち位置

まめなの名刺の肩書きには、ビスコッティ職人とあります。
あろうとなかろうと、私はやりたいことやりますが、組織内で認められるということは、良いことなのかなと。
組織とか、群れるのが嫌いとふだん言ってるクセに。(自己矛盾)

まめな音楽プロジェクトMuse
地域の方に良質な生の音楽を聴いていただくと共に、演奏家の発表の場の企画運営。
月に一度のミニ演奏会と交流会を実施。

まめな音楽小屋びすこ邸
古民家を活用した、Museの活動拠点の運営。楽器、機材保管管理。音楽練習、研修施設。ゲストハウス機能。

まめなビスコッティ研究所
ビスコッティの製造販売
地産地消加工品の研究開発

Ⅵ これから、まめなでやってみたいこと

まだまだありますが、これから体力知力のコントロールできるであろう10年はがんばるつもり。
本当の「居心地の良さ」とはなんぞや?という命題の答えを探す旅へ。
綺麗とか、美しいとか、快適とか、美味しいとか、感覚以上の。
お金に替えられない何か。

どうです?まめなに関わりたくなったでしょう。その前に、まめな食堂でランチもよし。Muse音楽会聴きにくるもよし。ヨットに乗りにくるもよし。

最後にひとこと言っときますが、私もあなたも、健康寿命のカウントダウンは止められないどころか加速してくるってこと。