まめなの主要施設をご紹介します。
施設として活用している古民家は、ご寄贈いただいたものや、お借りさせていただいているものなどさまざまです。
久比の多くの家屋は地域の歴史や文化、思い出が詰まる古民家。こうした伝統的木造建築を現代にバージョンアップするのも私たちのテーマです。外観のイメージを損なわずに、機能は今のそしてこれからの生活に十分使用できるようリノベーションしました。
まめな食堂・まめな本部（旧梶原医院）
この建物は久比のほぼ中央に位置し、今から70年以上前、戦後間もなく建てられた一部２階建ての木造の建物。間口が10m、奥行きが30mほどあり、木造建築として100坪以上ある大きなものです。今から30年ほど前まで、村の病院として機能していました。建物の前１／３が病院、後方がご家族の住まいとなっていました。その貴重な土地、建物を梶原家のみなさまから、まめなに寄贈していただきました。私たちはこの大切な建物を、出来るだけ元の状態を維持させながら、まめな本部として元の病院部分を食堂、住まい部分をコミュニティスペース、宿泊施設として改修しました。
（改修施工： 大崎下島 村上内装）
プライベート・コワーキングスペース 柑橘棟（旧梶原医院病棟）
同じ梶原医院の敷地内にある柑橘棟は、元入院病棟。ほとんど崩れかけていましたが、庭側の外装（左下の写真）はなんとか残っていたので、これを活かしながら、基礎、屋根をプロに徹底的に補正、作り直してもらい、各部屋の内装は自分たちで床を張り、漆喰壁を塗って快適なプライベート空間に生まれ変わらせました。
（改修施工： 大崎下島 村上内装）
＊各室宿泊可
Nurse & Craft 本社 （旧梶原医院別棟）
こちらも梶原医院の敷地内に建つ別棟。元々は納屋、味噌蔵、作業小屋だったそうで、屋根が壊れ雨漏りでひどく傷んでおりました。それを宮大工の方々にこちらも基礎から徹底的に補修していただき、素晴らしく蘇らせていただきました。現在は私たちの仲間が起業した、訪問看護の会社、Nurse & Craft の本社として機能しています。２階には２部屋の個室があり、島に来られる方の宿泊用に使用しています。
（改修設計、施工： 呉市 走禽窟、滋賀 西澤工務店）
崎原学舎 （崎原邸）
梶原医院から徒歩数分のところに建つ、久比の旧家崎原邸。梶原家と崎原家は深いつながりのあるご親戚で、そのご縁でこちらの建物もまめなコモンズで全面的に使わせていただいています。母屋と長屋門の２つの建物があり、母屋は学育（これからの学び、教わるのでなく自分から学ぶ）を実践する学舎として、長屋門は元々は門を兼ねたみかん倉庫だった建物で、3Dプリンターの使えるFabLab、ライブラリーそしてバーに生まれ変わりました。
（改修設計担当 岡山 YOUBI）
←崎原邸母屋入り口のキッチン
FabLab（崎原邸 長屋門）
bar 邂逅 / ライブラリー（崎原邸 長屋門）
第1期改修工事で以上の５つの建物を再生し、まめなコモンズの活動を見ることができ、一緒に体験できる環境を整えました。
まだ他にもいくつか土地建物を保有していますが、今後どんな施設になるかはどうぞお楽しみに。またこの久比にこんな施設を作りたいという方がいらしゃいましたら、ぜひご連絡ください。